静岡県の日本酒の基礎知識 歴史⑤

~静岡型吟醸という新たな価値の提案~

『静岡型吟醸』は静岡酵母を使い、河村伝兵衛氏が指導した手順によって仕込まれたお酒のタイプ。現在でもそうですが、清酒酵母はリンゴやメロン系の華やかな香りを生成するカプロン酸エチル高生産酵母が主流です。それに対して、静岡酵母は酢酸イソアミル優勢の酵母で、柔らかなバナナのような果実香を生成するのが特徴です。

【酒造りの風景】全国新酒鑑評会出品酒一般公開の様子。※写真と本文の内容は関係ありません。

静岡型吟醸は『優しい香りで飲み飽きせず、料理を引き立てる綺麗でまるい酒』という食中酒を目指しています。10蔵が金賞を受賞した昭和61年当時、共通のコンセプトで県内の酒造会社が足並みをそろえるという例はなかったでしょう。静岡酵母による酒造りの成功は、静岡県の酒造業界にとって、正に新しい時代の始まり、はじめの一歩となりました。(歴史⑥・最終回につづく)

不老不死の伝説を持つ富士山で越冬熟成させた縁起の良いお酒。

東口本宮冨士浅間神社、冨士山小御嶽神社にて秋・春にお祀り、

パワースポット富士山熟成では、これ以上のお酒はありません。

敬老の日や、おじいちゃんの誕生プレゼントに最適なお品です。

静岡型を代表する酒蔵の純米酒を飲み比べ!

三酒三様、かなり面白いお薦めのセットです。

「静岡県の日本酒の基礎知識 歴史⑥最終回」につづく

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