うなぎが「多価不飽和脂肪酸」で「オメガ3」ってどういうことなの?!

大五うなぎ工房うまいもの探検隊&うなぎ博士の内山です。

鰻の蒲焼き100グラム当りのエネルギーは約300Kカロリー。なんと、同じ重さの牛肉並みのカロリー!
しかも、脂質が100グラム当り24グラムとかなり多め?!

いえいえ、確かにそうなんですが、全く心配はいりません。実はうなぎに含まれる脂質は「多価不飽和脂肪酸」といい、オリーブオイルに含まれるリノール酸などと同様、悪玉コレステロールを減らし、善玉コレステロールを増やす作用があります。また、牛や豚、鳥など動物性の脂質とは違い、常温でもサラサラと固まらない性質があります。

「多価不飽和脂肪酸」は「高度不飽和脂肪酸」とも呼ばれます。難しいちょっと馴染みのない言葉かもしれませんが、DHA(ドコサヘキサエン酸)、EPA(エイコサペンタエン酸)などがこの分類と聞けば、「ああ、DHAは知っている」「EPAもそうなんだ」という方が多いはず。
また、さらに詳しく分類すると、DHAやEPAは多価不飽和脂肪酸のなかの「ω-3脂肪酸」に分類されます。そう、アンチエイジング効果で話題となった「オメガ3」のこと。うなぎの脂質にはこの「オメガ3脂肪酸」がとても豊富です。
オメガ3は人間の体を正常に保つために必須の成分ですが、体内で作り出すことが出来ないため、鰻やイワシなど魚類や、オリーブ油やアマニ油、クルミなどから摂取する必要があります。

その代表的な効果は、

①血管をしなやかにして、血流を改善する効果
②脂肪の燃焼を助けて、生活習慣病を予防する効果
③脳神経細胞を活性化させる効果

などがあります。

この①~③の効果により、結果として肌が綺麗になった、冷え性が改善された、アレルギーが軽減された、記憶力がアップした、視力がアップした、情緒が安定するといった、様々な良い変化を体にもたらしてくれると言われています。

オメガ3に関して書き出すと、ものすごく長い記事になってしまうので、今回はここまでにします。詳しくは、またあらためて書かせていただきます。

うなぎの蒲焼

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