静岡県の日本酒の基礎知識 歴史②

~お酒と言えば上方の「下り酒」~

静岡県(伊豆国、駿河国、遠江国)は、大都会である江戸と名古屋に挟まれ、人や物資の往来が盛んな土地でした。そのため、新しいもの好きの気風が生まれ、地元のものより大都会のものを珍重する傾向が強かったようです。こうした気質は、現代でも色濃く残っている気がしますが、江戸の昔もお酒は灘(神戸市)や伏見(京都市伏見区)といった、上方(関西)から江戸に運ばれる『下り酒』が好まれました。

【酒造りの風景】「正雪」神沢川酒造場:醸造蔵での櫂入(かいい)れの様子。奥は崎村勉杜氏。※写真と本文の内容は関係ありません。

「下り酒」を上等な酒とする傾向はつい最近、昭和後期まで続き「贈り物のお酒は下り酒じゃないと失礼」とまで言われていました。何人もの蔵元から「昔は静岡のお酒を酒屋においてもらうのは大変な苦労だったんだよ」というお話をお聞きしました。『磯自慢』や『初亀』『喜久酔』といった、今では押しも押されもせぬ有名銘柄のお酒であっても、そうした苦労を随分と経験されたそうです。 (歴史③につづく)

不老不死の伝説を持つ富士山で越冬熟成させた縁起の良いお酒。

東口本宮冨士浅間神社、冨士山小御嶽神社にて秋・春にお祀り、

パワースポット富士山熟成では、これ以上のお酒はありません。

敬老の日や、おじいちゃんの誕生プレゼントに最適なお品です。

静岡型を代表する酒蔵の純米酒を飲み比べ!

三酒三様、かなり面白いお薦めのセットです。

「静岡県の日本酒の基礎知識 歴史③」へつづく

 

 

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