うな重とうな丼の違い

大五のうな丼

夏のスタミナ食といえば、うなぎ。
うなぎ専門店のメニューを見ると、「うな重」と「うな丼」が並んでいることがあります。

どちらも、ご飯の上に香ばしく焼いたうなぎの蒲焼がのった料理。
見た目もよく似ていますが、では「うな重」と「うな丼」は何が違うのでしょうか?

「なんとなく、うな重の方が高級そう」というイメージをお持ちの方も多いかもしれません。
今回は、知っているようで意外と知らない「うな重とうな丼の違い」について、掘り下げてご紹介します。

目次

うな重とうな丼の違いは「器」

うな丼は、どんぶりによそったご飯のうえに、うなぎの蒲焼を盛り付けたもの。
うな重は、重箱にご飯とうなぎの蒲焼を盛り付けたものです。

基本的には、うなぎとご飯を入れる器の違いになります。

うなぎ専門店で「うな丼」、「うな重」の松竹梅や並・上・特上とメニューにありますが、基本的には鰻の質は同じで、量と部位の違いだけです。「うな丼」や「うな重」の梅を食べるだけで、その店の特徴(タレ、蒸し具体、焼き方、鰻の脂質や旨味)が分かります。

うなぎ屋さんは「重箱」にもこだわる

うなぎ屋さんがこだわっているのは、うなぎや調理方法だけではありません。
実は、うな重を盛り付ける重箱にも、それぞれのお店のこだわりがあります。

しっかりと頭から尻尾までの部位を楽しみたい方は松竹や上・特上をお勧め致します。
鰻屋さんは鰻や調理だけでなく、重箱にもこだわっており、鰻屋さんごとに重箱の素材・柄・サイズが違います。

うなぎ

また、同じ重量のうなぎでも、太くて短いうなぎを使うお店もあれば、細くて長いうなぎを使うお店もあります。
大五通商の活鰻卸事業部でも、数ミリ単位違いの御要望に応え、日々、活きた鰻を専門店へ出荷しております。

「うな重」の「重」は、もともと「重ねる」という意味?

一般的には、重箱に入れたご飯の上に蒲焼をのせたものを「うな重」と考えます。

ところが、もともと「重」には、重ねるという意味があり、『ご飯とうなぎを交互に重ね2層にする。』というとても豪華な食べ物だったそうです。つまり、

ご飯 → うなぎ → ご飯 → うなぎ

と二層にする、というわけです。本来の「うな重」は、名前の通り「うなぎとご飯を重ねた料理」だったということになります。

来客へのおもてなしに、二層のうな重

来客への特別なおもてなしに、二層のうな重はいかがでしょうか?
温めて盛り付けるだけの簡単調理ながら、食卓がぐっと華やぎ、喜ばれる一品に仕上がります。
さらに、今回ご紹介した「うな重」の豆知識を少しだけ披露すれば、食卓での会話も弾みそうです。見た目も味わいも贅沢な、最高級のうな重としてお楽しみください。

STEP
重箱に150g程のご飯を入れ、タレを軽くかけます。
STEP
その上に鰻を半分にカットしてのせます。

※サンド用のうなぎ蒲焼はやわらか長蒲焼き」がおすすめ。

STEP
更にその上に150g程のご飯を入れ、タレを軽くかけます。

※表面の鰻は当社最高品質蒲焼(モンドセレクション最高金賞)の
 駿河大五郎」「うなっ娘」「うな侍」がおすすめ
すべて冷凍パックなので、そのまま湯煎するだけです。

STEP
湯煎して温まったうなぎを、上にのせます。

大五うなぎ工房の蒲焼はパックのまま湯せんで温められるため、特別な日のごちそうにも手軽にお使いいただけます。

うな重が広まったのは江戸時代

うなぎ蒲焼が文化として大きく広まったのは、江戸時代です。
当時、お店でうなぎを提供する際には焼き物の器が多く使われ、漆器の重箱は出前用として使われていたと言われています。焼き物の器は、運んでいる最中で、割れたり、欠けたりする心配があります。
その点、漆器の重箱は比較的破損しにくく、保温性にも優れていたため、出前にも都合が良かったようです。

昔の人も「うなぎを冷まさない工夫」をしていた

古い文献によると、出前の際にうなぎが冷めないよう、様々な工夫がされていたことがわかります。

例えば、温かいうなぎをご飯の間に挟んで届ける方法があります。

また、温めたぬか(ぬかは漬物用に発酵したものではなく、布巾で包んだものをお湯に浸し、水気を絞ったもの)で挟むようにして届ける方法もあったようです。

今のような保温容器がない時代にも、お客様にできるだけ温かく、おいしいうなぎを届けたいという工夫がされていたようです。

なぜ「うな重」の方が高級なイメージになった?

うなぎは今も昔も高級食材なので、提供する食器も良いものが使われてきました。
老舗蒲焼店では、焼き物の器も「有田焼」のような高級な磁器を使用している店もあります。しかし、焼き物の器はどうしても破損の心配があるので、多少ぶつけても破損しにくい「重箱」の方が主流になっていったと考えられます。

「うな丼=手頃」というイメージは後から生まれた?

ずっと最近になり、うなぎ料理店では、ランチタイムなどに価格を抑えたメニューも提供されるようになります。

うなぎを一尾丸ごと使うのではなく、半尾などにカットして提供する場合、従来と同じ大きな重箱ではご飯が見えすぎてしまいます。そこで、丸いどんぶりにご飯とうなぎを盛り付け、「うな丼」として提供するようになったことから、

「うな重=高級」
「うな丼=比較的手頃」

というイメージが定着していったとも考えられています。

うな重とうな丼の大きな違いは、基本的には「器」。
重箱に入っているから必ずうなぎの品質が高く、どんぶりだから品質が低い、というわけではありません。

お店によって、うなぎの量や部位、盛り付け方、メニューの考え方はさまざまです。
そして、うなぎのおいしさを左右するのは、器だけではありません。

タレ、蒸し方、焼き方、うなぎの脂や旨味。
それぞれのお店の仕事によって、一杯の味わいが生まれます。

「今日は気軽にうな丼」
「特別な日は重箱でうな重」

そんなふうに、食べるシーンに合わせて楽しんでみるのもいいですね。


▼ 知るともっとおいしい!うなぎの雑学・おもしろ話はこちら


\ ありがとうございました /
∈(゚∈∋゚)∋
また見てね

シェアお願いします!
  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!

コメント

コメント一覧 (1件)

  • 愛知県では、普通に、うな重は!重箱に、御飯ウナギ御飯ウナギと重なった物を~うな重と、言います。単に、重箱に、鰻を~乗せた物は、うな丼と言います。

目次