
9月の第二水曜日(2025年9月10日)、 残暑厳しい暑さの中で、静岡県島田市・大五うなぎ工房にて、 今年も「うなぎ供養祭」が執り行われました。
敷地内にある『鰻供養塔』の前に祭壇が設けられ、 大五通商株式会社 代表取締役 瓦谷をはじめ、 関係者や工房の従業員が参列。読経の響きの中、参列者は焼香を行い、 一年のあいだにいただいたうなぎの命に手を合わせ、 その霊を静かに弔いました。
読経の後には、豊漁への願いを込めて、 大五うなぎ工房の前を流れる小川にて、 参列者がひとり一匹ずつ、うなぎを放流。川から海へと下り、親うなぎとなって 命をつないでいくことを願いながら── 毎年の恒例行事になりますが、自然と命に向き合う、尊いひとときです。

うなぎ供養祭

うなぎ供養祭ってなに?

うなぎに携わる関係者が集まり、お線香やお花、供物を捧げて、その年に消費されたうなぎを供養する催しです。儀式のなかでは、うなぎへの感謝と、鰻業界の益々の発展を祈念してうなぎを放流します。うなぎ発祥の地である静岡でも各地で行われており、大五うなぎ工房では夏の土用も過ぎた9月に「うなぎ供養祭」を毎年行っています。
うなぎ供養祭の様子
僧侶のお経が終わると、鰻に感謝をこめて供物を捧げます。一人ずつ、順番にお線香を手向けます。


供養祭の最後には、大五うなぎ工房の前を流れる小川に鰻を放流します。 静かな水辺に集まり、桶の中で泳ぐ鰻を一尾ずつ手に取って川へ戻す時間。
鰻はツルツルと滑るので、初めての人にはなかなか掴めません。 でも、活鰻のスタッフはさすが。慣れた手つきで、するりと鰻を持ち上げ、 そっと水に放していきます。鰻が小川に放されると、スッと泳ぎ出し、隠れる場所を見つけにいきます。 その一瞬に、命への感謝と自然への敬意が込められているようで、 見ているだけで心が静かに整っていく気がします。毎年この放流の場面に立ち会うたび、 「いただく命」への感謝を改めて感じます。





今年もたくさんお世話になったうなぎたちに、感謝を込めて。
この一年も、安心安全な美味しいうなぎを皆様にお届けできるよう、努めてまいります。今後とも、どうぞよろしくお願い申し上げます。
うなぎ問屋が本気で追求した「本物の美味しさ」。
モンドセレクション金賞、ジャパン・フード・セレクション グランプリのW受賞
大五うなぎ蒲焼は、外は香ばしく中はふっくら、お箸で「すーっ」と簡単に切ることができるほど、柔らかくとろける美味しさが魅力です。「モンドセレクション金賞受賞」という実績を持ち、日本の枠を越えて世界でも高く評価されています。 今回「ジャパン・フード・セレクション グランプリ」を受賞したことで、その確かな実力が再び証明されました。この受賞は、ただ美味しいというだけではなく、品質へのこだわりと繊細な職人技が融合した結果です。うなぎ蒲焼は日本が誇る食文化であり、これからも多くの人々に感動を届けてまいります。


\ ありがとうございました /
∈(゚∈∋゚)∋
また見てね