冷凍うなぎの温め方

お手軽な<湯煎>がおすすめです

うなぎの温め方について、ご質問をたくさんいただいております。そこで大五うなぎ工房の「うなぎ蒲焼」を美味しく召し上がっていただくためのオススメの温め方と注意点についてご紹介いたします。

うなぎはコラーゲンが特に豊富な食材です

コラーゲンはそのままでは非常に弾力が強いのが特徴です。水分がある状態でコラーゲンを70℃以上に加熱すると、ゼラチンに変化し柔らかくなります。これを「ゼラチン変性」といいます。ゼラチン化した状態から温度が下がると、再び硬くて弾力ある状態に戻ります。うなぎが冷えると弾力が強くなってしまうのはそのためです。

コラーゲンが豊富なうなぎを、ふっくら柔らかに温める上で重要なのは「水分」「温度」「時間」です。水の分子を振動させて加熱する電子レンジは、水分が水蒸気として失われやすくなります。パックのまま湯煎で温めるのであれば、水分が逃げることがありません。
※必要以上に長い時間湯煎しますと、うなぎから脂分が染み出してきます。パッケージや、同封のしおりに記載してある加熱時間を目安にしてください。

湯煎のポイント

    • パック余白がはみ出さない鍋やフライパンの大きさと水量
    • 必要以上に長時間加熱しない。

詳しい手順につきましては過去の記事をご参照ください。>>>冷凍うなぎの上手な温め方【湯せん編】へ

電子レンジでの温め方

電子レンジでは食材の水分が失われないよう、ラップをかけて加熱すること、そして加熱時間が重要となります。ラップをかけないとゼラチン変化に必要な水分が抜け出てしまい、熱くなっても柔らかく仕上がらないことがあります。また、加熱後にラップが膨らんでますが、すぐにラップを外さないようご注意ください。ラップを外してしまうと、一気に水分が逃げてしまいます。

温度と時間

最近では高出力の電子レンジも普及していますが、短時間の加熱ではコラーゲンがゼラチンに変化するための時間が足りない場合もあります。出力切り替えができる機種では、低いワット数を選択して加熱することをお勧めします。その場合の時間調整は以下の数式で計算してください。

温める時間 =(パッケージに記載されたワット数 × パッケージに記載された温め時間)÷ 使用する電子レンジのワット数

自動加熱(オート)機能が付いている電子レンジもありますが、温度センサーなどで表面の温度を検知して途中で出力を自動的に下げてしまうことがあり、上手に温まらない場合がありますのでご注意ください。

電子レンジ加熱のポイント

  1. ラップをすき間なくかける

  2. うなぎとラップが触れない深さがある容器
    (ラップに穴が開くと水蒸気が逃げる原因となります)

  3. 加熱後はすぐにラップを外さない、加熱時間と同じ位は蒸らす >>>冷凍うなぎの上手な温め方【電子レンジ編】

平皿をラップで包んだやり方(写真)では、うなぎの熱でラップが溶けてしまい水蒸気となって水分が失われます

身が張り付くことを避けるため薄く(ほんのり湿らす程度)水を引いた深い皿に、うなぎ蒲焼きをのせラップをかけます。長蒲焼が収まる皿がない場合は、あらかじめ半分に切り分けます。
ラップがうなぎに触れないように注意してください。もったいないので割り箸を敷かずに、お皿に薄く水をひいてください。

冷凍庫から取り出したばかりのカチコチに凍った状態ですと、滑ってケガをしてしまう恐れがあります。ある程度解凍された状態でお切りください。

加熱後は、温かい内にお召し上がりください。
うなぎが冷えると再び弾力のある食感になってしまう恐れがあります。

 

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