「かつて大井川流域は日本一の鰻産地でした!」ってご存知でした?

こんにちは、大五うなぎ工房うまいもの発見隊の小山です。10月28日(土)の朝、静岡県に台風が接近する日曜日を避けて、焼津市と藤枝市にまたがる高草山(501m)に登って来ました。

大井川流域

雨も風もさほど強くはなかったのですが、念のため一泊山行なみの重装備(約8キロ)を背負って出かけました。宇津ノ谷の峠道から鞍掛峠経由で往復15キロほど。日頃の運動不足解消のトレーニングを兼ねています。

大井川流域

頂上に登ると流石に強い風が吹いていました。私のほかにも何人か登って来ましたが、皆早々に引き上げていきます。高草山山頂から静岡市側を見た眺望です。天気が良ければ奥に富士山がドーンとそびえています。大五グループの本社、大五通商(株)はこちら、静岡市にあります。
そうそう、久能海岸と言えば「石垣いちご」が有名です。もうすぐいちごのシーズンとなりますので、次の機会では静岡の美味しいいちごも紹介してみたいと思います。

大井川流域

そして、上の写真は、高草山の頂上から見た焼津側です。海岸線が白く縁どられていますので、波が高くなって来ているようです。うーん、台風がきているから仕方ないですが、あまりに色彩が足りませんね。

大井川流域

なので、折角ですから、天気の良い日に撮った写真もご紹介しましょう。焼津から大井川流域、牧之原台地の縁にまで広がる志太平野。広がる青い海は駿河湾です。
焼津と言えばマグロやカツオ、サバと連想しますが、実は昔、ここ焼津市から大井川の対岸の吉田町、島田市までの大井川流域は、日本一の鰻の産地でした。

大井川流域

大五通商のうなぎ加工や、活鰻の出荷拠点も焼津市と吉田町にあります。上の写真は東名吉田インターのすぐそばにある「大五うなぎ工房」です。
現在、大井川流域では養鰻業者の数自体が少なくなっていますが、高品質なうなぎの産地として今も知られています。大五うなぎ工房の鰻は、静岡産を主に使用しています。

大井川流域

大井川流域で養鰻業が盛んだったのは、交通の便などいろいろな理由はあったと思いますが、ひとつは南アルプスを源流とする、大井川の良質な地下水が豊富だったこと。そして、もうひとつは焼津の港に揚がるサバやイワシなど、うなぎの飼料となる新鮮な小魚が豊富だったからです。今では乾燥魚粉を使った配合飼料になってしまいましたが、以前は小魚を丸ゆでにしてうなぎに与えていました。こうした好条件が揃うことによって、この地域でのうなぎの養殖が盛んになりました。ちなみに、焼津名物の「黒はんぺん」も、サバやイワシから作られています。

大井川流域

もちろん、大五うなぎ工房でも、この豊富な大井川の伏流水を使い、うなぎの身をキュッと引き締め、清めています。
ちなみに、この2枚の紅葉の写真は、大井川の上流部で撮影したものです。大井川の紅葉は11月~12月初旬にかけて見頃を迎えます。この豊かな自然が、大五うなぎの美味しさの理由のひとつ。ぜひ一度、大井川の紅葉をご覧にお出掛け下さい。

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